炭酸ガスレーザーは、皮膚科・形成外科領域で長く使われている医療用レーザーで、イボや良性の皮膚腫瘍の治療に用いられます。
当院（とううちクリニック）でも、イボの種類や大きさ、部位を医師が診察したうえで、炭酸ガスレーザーが適していると判断した場合に使用しています。
炭酸ガスレーザーの仕組み
炭酸ガスレーザーは、水分に反応する性質を持つレーザーです。
レーザーを照射することで、イボの組織に含まれる水分が瞬時に蒸散し、病変部分のみをピンポイントで蒸散・除去します。
メスを使わずに治療できるため、出血が少なく、処置時間も比較的短いのが特徴です。
治療できるイボの種類
炭酸ガスレーザーは、すべてのイボに適しているわけではありません。
当院でよくご相談いただくのは、以下のような病変です。
脂漏性角化症（いわゆる年齢イボ）
軟性線維腫（首や脇にできる柔らかいイボ）
一部の尋常性疣贅（ウイルス性イボ）
※ ウイルス性のイボについては、再発リスクを考慮し、液体窒素など他の治療を優先する場合もあります。
（当院では液体窒素での治療は行っておりません）
治療の流れ
医師による診察・適応判断
必要に応じて局所麻酔
炭酸ガスレーザーによるイボ除去
処置後の軟膏処方・アフターケア説明
処置後は、赤みや軽い腫れが出ることがありますが、多くは数日〜1週間程度で落ち着きます。
炭酸ガスレーザー治療の注意点
炭酸ガスレーザーは有効な治療ですが、万能ではありません。
部位によっては色素沈着が起こる可能性
体質によっては傷跡が残る可能性
イボの種類によっては再発することもある
そのため当院では、
「取れるかどうか」だけでなく
「跡が残りにくいか」「本当にレーザーが最適か」
を重視して治療方針を決めています。
よくある質問（FAQ）
Q. 1回で取れますか？
A. 小さなイボであれば1回で除去できることが多いですが、病変の種類や大きさによって異なります。
Q. 痛みはありますか？
A. 麻酔を行うため、処置中の痛みは最小限です。処置後にヒリヒリ感が出ることがあります。
Q. 保険は使えますか？
A. 病変の種類によっては保険適用になる場合があります。診察時に医師が判断します。
豊中市でイボ治療をご検討中の方へ
イボ治療は「取れば終わり」ではなく、
取った後の皮膚の状態まで考えることが大切です。
とううちクリニックでは、
シミ取り・医療脱毛だけでなく、
こうした皮膚外科的な治療も含め、
患者さま一人ひとりに合った方法をご提案しています。
気になるイボがある方は、お気軽にご相談ください。
