尋常性疣贅(じんじょうせいゆうぜい)**は、主にヒトパピローマウイルス(HPV)の感染によって引き起こされるイボの一種で、日常的に最もよく見られるタイプです。このイボは通常、感染から数週間から数ヶ月の潜伏期間を経て発症します。
特徴
- 形状: 表面がザラザラしており、触ると硬いです。皮膚から少し盛り上がって見えることが多く、円形または楕円形の形をしています。
- 色: 肌色から茶色で、時には灰色や白っぽい色をしていることもあります。
- 部位: 特に手の指や甲、足、膝など、摩擦や傷ができやすい場所にできやすいです。また、顔や爪の周りにも発生することがあります。
- 痛みやかゆみ: 尋常性疣贅自体は通常痛みがありませんが、手や足の裏など圧力がかかる場所にできると痛みを感じる場合もあります。
発生原因と感染経路
尋常性疣贅は、HPVの特定のタイプ(2型、4型、7型など)の感染によって引き起こされます。傷や小さな切り傷、乾燥してひび割れた皮膚などからウイルスが侵入しやすくなります。感染力が強いため、直接的な接触や、タオルやカミソリなど共用の物品からも感染することがあります。
治療方法
- 凍結療法(液体窒素): 低温でイボを凍結し、破壊する治療法です。数回の治療が必要なこともあります。
- 電気焼灼: 高周波を利用してイボを焼き、除去する方法です。
- サリチル酸軟膏: 市販薬として利用され、角質を軟らかくしてイボを除去しやすくする治療法です。
- レーザー治療: 特に再発を繰り返すイボに対して、レーザーで組織を破壊する方法が使われます。
予防方法
感染を防ぐためには、手洗いや手指消毒を徹底し、他人とタオルやカミソリを共有しないことが重要です。また、傷やひび割れを保護し、足元を清潔に保つことも感染予防に役立ちます。
尋常性疣贅は良性であるものの、放置すると増えることがあり、早期治療が推奨されます。
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