扁平疣贅(へんぺいゆうぜい)**は、ヒトパピローマウイルス(HPV)の感染によって引き起こされるイボの一種です。特に若年層に多く見られ、顔や首、手の甲などの目立つ場所にできやすいのが特徴です。

特徴

  • 形状: 扁平疣贅はその名の通り、平らで滑らかな表面を持っています。通常は米粒くらいの小さな大きさで、数ミリの平らな隆起として現れます。
  • : 肌色から淡い茶色、ピンク色をしており、肌に自然に馴染む場合もあります。
  • 部位: 顔や首、手の甲などに多く発生しますが、まれに腕や体幹部にも現れることがあります。
  • 多発性: 一つだけでなく、複数が密集して現れることが多く、かゆみを伴うこともあります。かきむしるとウイルスが広がり、周囲に新たなイボが増えることがあります。

発生原因と感染経路

扁平疣贅は、HPVの3型、10型などの感染が主な原因です。ウイルスは小さな傷口から皮膚に侵入し、免疫力が低下している状態で増殖しやすくなります。直接的な接触や、タオルや衣服などを介して他人に感染する可能性もあります。

治療法

  • 凍結療法(液体窒素): 液体窒素でイボを凍結させて破壊する方法で、数回の治療が必要です。
  • 外用薬: サリチル酸やイミキモドを含む塗り薬で、ウイルス感染部位を緩和させ、イボを除去する方法です。
  • レーザー治療: 特に頑固な場合にはレーザーでウイルス感染部位を破壊することもあります。
  • 免疫療法: イボの再発を防ぐため、免疫力を強化してウイルスを抑制する治療が行われることもあります。

予防方法

感染予防としては、手洗いや手指の消毒が重要です。また、イボをかきむしらないように注意し、他人とタオルやスキンケア用品を共有しないことも予防につながります。

扁平疣贅は良性で自然に治癒することもありますが、目立つ場所にできやすいため早期治療が望ましいです。

 

眼瞼下垂、医療脱毛やシミ取り治療をご検討の方は、豊中・千里中央にある「形成外科・美容皮膚科 とううちクリニック」へ是非お越しください

豊中・箕面・吹田の地域に密着したクリニック