医療脱毛では、レーザー照射による皮膚への熱ダメージを抑えるために、さまざまな冷却方法が使用されます。これらは痛みの軽減や皮膚の保護に大きく役立ちます。以下に主要な冷却方法を詳しく解説します。
1. 接触冷却
概要
- レーザー照射部位に冷却装置(冷却チップ)が直接触れることで皮膚を冷却する方法。
- 主にダイオードレーザーや一部のアレキサンドライトレーザー機器に使用されます。
特徴
- 照射直前や照射中に冷却が行われるため、効率的に皮膚を保護できる。
- 機械の冷却チップが直接触れることで、施術中も冷たさを感じやすい。
メリット
- 高い冷却効果で皮膚への負担を軽減。
- 照射部位が均一に冷却され、火傷のリスクが低い。
2. 冷却ガス(冷風冷却)
概要
- 皮膚に冷却用のガス(通常は冷却された空気)を吹き付けて冷やす方法。
- ジェントルレーズプロ(アレキサンドライトレーザー)などで採用されている「ダイナミッククーリングデバイス(DCD)」が代表例。
特徴
- 照射直前や同時に冷却ガスを皮膚に噴霧することで、痛みを軽減。
- 冷却ガスはフロンガスや冷却空気が用いられる。
メリット
- 広範囲を迅速に冷却可能。
- 照射部位に直接接触しないため、衛生的。
デメリット
- 冷風やガスの吹き付け感が苦手な人には不向き。
3. 冷却ジェル
概要
- 照射部位に冷たいジェルを塗布して皮膚を冷却する方法。
- ソプラノアイス(蓄熱式ダイオードレーザー)などで採用。
特徴
- 冷却と同時にレーザーの光を皮膚に均一に届ける役割も果たす。
- 施術部位に直接塗布されるため、肌への密着性が高い。
メリット
- 冷却効果と肌保護を同時に行える。
- 蓄熱式レーザーと相性が良い。
デメリット
- ジェルを塗布する手間がかかる。
- 一部の人にはジェルの冷たさが苦痛に感じられる場合がある。
冷却方法の選択ポイント
冷却方法 | 適用機器の例 | 痛みの軽減効果 | 肌への負担軽減 | 衛生面 |
---|---|---|---|---|
接触冷却 | ダイオードレーザー | 高い | 高い | 高い |
冷却ガス(冷風冷却) | ジェントルレーズプロ | 中~高 | 高い | 高い |
冷却ジェル | ソプラノアイスなど | 中 | 中~高 | 中 |
まとめ
冷却方法は使用するレーザー機器や個々の肌質、痛みの感じ方によって適したものが異なります。施術時に冷却方法について不安があれば、事前にクリニックで相談することをおすすめします。適切な冷却方法を選ぶことで、快適かつ安全な脱毛が可能になります。
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