医療脱毛とホルモン(アンドロゲンやエストロゲン)の関係について詳しく説明します。これらのホルモンは体毛の成長に大きな影響を及ぼし、医療脱毛の効果や適応に関連することがあります。
1. アンドロゲン(男性ホルモン)の影響
アンドロゲンは毛の成長を促進する主なホルモンであり、特定の部位の毛を濃くする作用があります。
影響する部位
- ホルモン感受性が高い部位:
- 顔(髭)、胸、腹部、背中など。
- アンドロゲンが高いと、これらの部位の毛が太く濃くなります(終毛化)。
医療脱毛における影響
- 効果が出にくい場合がある:
- アンドロゲンによる新しい毛の成長が促進されるため、完全な脱毛が難しい場合があります。
- 硬毛化のリスク:
- アンドロゲンが影響して、脱毛施術後に細い毛が太く濃くなる硬毛化が起こることがあります。
2. エストロゲン(女性ホルモン)の影響
エストロゲンは毛の成長を抑える作用があり、女性では体毛が薄くなる傾向があります。
影響する部位
- 女性の腕、脚、背中などはエストロゲンの影響で一般的に毛が薄いです。
- 妊娠中や更年期など、ホルモンバランスが変化すると毛が濃くなることがあります。
医療脱毛における影響
- 効果が出やすい傾向:
- エストロゲンの影響で元々毛が薄いため、医療脱毛が比較的効果的です。
- ホルモン変化による再発毛:
- 妊娠や閉経後など、ホルモンバランスが大きく変化すると、一度脱毛した毛が再び生えてくる場合があります。
3. ホルモンバランスの乱れと医療脱毛
ホルモンバランスの乱れ(例: 多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)やホルモン異常)は、脱毛の結果に影響を及ぼす可能性があります。
- 多毛症(ヒルスティズム):
- アンドロゲンの過剰分泌により、女性でも男性型の濃い体毛が生えることがあります。
- 医療脱毛で対応可能ですが、根本的なホルモン治療が必要な場合もあります。
- ホルモン治療の併用:
- 脱毛施術と同時にホルモンバランスを整える治療(薬物療法)が行われることがあります。
4. 医療脱毛とホルモンに関連した注意点
- 施術中のホルモン状態:
- 脱毛の効果を最大化するため、ホルモンバランスが安定している期間に施術を受けるのが理想的です。
- 妊娠中や授乳中の施術は推奨されません。
- 毛周期とホルモン:
- アンドロゲンやエストロゲンの影響で毛周期が変化し、成長期の毛の割合が変動します。これにより、施術回数や効果が異なる場合があります。
まとめ
- アンドロゲンは毛の成長を促進し、硬毛化や再発毛のリスクを高める要因になることがあります。
- エストロゲンは毛の成長を抑制する作用があり、女性の医療脱毛では効果が出やすい傾向があります。
- ホルモンバランスの乱れは脱毛結果に影響を与えるため、必要に応じて医師との相談が重要です。
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