ビタミンCは、美容と健康の維持に欠かせない栄養素であり、特にコラーゲン生成の促進や抗酸化作用、メラニン生成の抑制などの効果があります。
1. 一般的な推奨摂取量
厚生労働省が定める「日本人の食事摂取基準(2020年版)」によれば、15歳以上の男女のビタミンCの推奨摂取量は1日あたり約100mgとされています。
2. 美容効果を期待する場合の摂取量
美容効果を高めるためには、1日あたり1,000mg以上のビタミンC摂取が推奨されることがあります。
ただし、ビタミンCは水溶性であり、一度に大量に摂取しても体内に蓄積されず、余分な分は尿として排出されます。そのため、1度に2,000mg以上の摂取が必要とする意見もありますが、 一度に大量に摂取するよりも、1日を通して数回に分けて摂取することが効果的です。
3. 過剰摂取について
ビタミンCは過剰に摂取しても副作用が少ないとされていますが、1,000mg以上の摂取では吸収率が低下し、50%以下になるとも言われています。
また、一度に大量に摂取すると吐き気や下痢、腹痛などの胃腸への影響が出る可能性があります。
そのため、適切な量を複数回に分けて摂取することが推奨されます。
4. ビタミンCを多く含む食品
ビタミンCは新鮮な果物や野菜に多く含まれています。以下に、ビタミンCを豊富に含む食品をいくつかご紹介します。
アセロラ
アセロラはビタミンCを非常に多く含む果物で、特に酸味種の生のアセロラには100gあたり1,700mgのビタミンCが含まれています。
赤ピーマンはビタミンCが豊富で、100gあたり180mgのビタミンCを含んでいます。
黄ピーマンもビタミンCを多く含み、100gあたり160mgのビタミンCが含まれています。
ブロッコリーは100gあたり150mgのビタミンCを含む緑黄色野菜で、加熱しても比較的ビタミンCが残りやすいのが特徴です。
黄肉種のキウイフルーツは100gあたり140mgのビタミンCを含み、フルーツの中でも特にビタミンCが豊富です。
ビタミンCは水溶性で体内に蓄積されにくいため、1日を通してこまめに摂取することが効果的です。また、喫煙やストレス、紫外線などによりビタミンCの消費量が増加するため、これらの要因が多い場合は、通常より多めの摂取を心掛けると良いでしょう。
まとめ
美容効果を期待する場合、1日あたり1,000mg以上のビタミンC摂取が推奨されますが、一度に大量に摂取するのではなく、1日を通して数回に分けて摂取することが効果的です。また、過剰摂取による副作用を避けるため、適切な量を守りながら、バランスの良い食事やサプリメントでビタミンCを補給しましょう。
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