医療脱毛後の肌は、レーザー照射による熱刺激でバリア機能が一時的に低下し、乾燥や肌荒れを引き起こしやすい状態です。
このため、適切な保湿ケアが医療脱毛後の肌の健康維持とトラブル予防に欠かせません。
今回は、医療脱毛後の保湿の重要性について、医学的根拠に基づき詳細に解説します。
🧬 1. 医療脱毛後の肌の状態
医療脱毛では、毛根に熱エネルギーを与えて毛の再生機能を破壊します。
この過程で皮膚表面や真皮層にも熱が伝わり、皮膚のバリア機能が低下します。
🔍 主な症状
- 乾燥・かさつき:水分蒸散量が増加(TEWL上昇)
- 赤み・かゆみ:炎症によるヒスタミン分泌
- 敏感肌状態:外部刺激に過敏に反応
➡️ 保湿ケアは、このバリア機能の回復を促進し、炎症・乾燥を最小限に抑えます。
💧 2. 医療脱毛後に保湿が必要な理由
🟢 ① バリア機能の回復促進
医療脱毛後は、角質層の「セラミド」「NMF(天然保湿因子)」が減少し、外部刺激を受けやすい状態です。
保湿ケアにより、角質層の水分保持力を回復させ、バリア機能を正常化します。
🟢 ② 炎症・かゆみの軽減
レーザー照射後は、微細な炎症(レーザー熱傷)によってヒスタミンが放出され、かゆみを感じることがあります。
保湿ケアで皮膚を落ち着かせ、かゆみや炎症を和らげる効果が期待できます。
🟢 ③ 色素沈着(PIH)の予防
乾燥や炎症が続くと、メラノサイトが刺激されて**炎症後色素沈着(PIH)**を引き起こすことがあります。
適切な保湿ケアで肌のターンオーバーを促進し、色素沈着リスクを軽減できます。
🟢 ④ 肌トラブルの予防(毛嚢炎など)
脱毛後は、毛穴に一時的な炎症が起こりやすく、毛嚢炎やニキビのリスクが高まります。
肌を保湿してバリア機能を正常化することで、毛穴の炎症リスクを下げる効果があります。
💧 3. 医療脱毛後の保湿ケアのポイント
🟠 1️⃣ 保湿のタイミング
- 施術直後~48時間以内が最重要(炎症期)
- その後も 1日2回以上の保湿を継続
🟠 2️⃣ 保湿剤の選び方
- 刺激の少ない低刺激処方(アルコール・香料フリー)
- 保湿成分配合:セラミド、ヒアルロン酸、グリセリン、スクワラン
🔹 おすすめ成分と役割
- セラミド:バリア機能を修復
- ヒアルロン酸:高い保水力で乾燥防止
- グリセリン:角質層の水分保持
🟠 3️⃣ 塗り方のポイント
- 肌をこすらず、優しく塗布する
- 広範囲にムラなく塗る(特にレーザー照射部位)
- 入浴後の水分蒸発前に塗ると浸透率UP
🚨 4. 医療脱毛後のNG行動(保湿ケアと関連)
🔴 1️⃣ 強い摩擦・マッサージ → バリア機能が低下しているため、摩擦で炎症悪化
🔴 2️⃣ アルコール・香料入りの化粧品 → 肌に刺激となり、赤み・かゆみを誘発
🔴 3️⃣ 紫外線対策を怠る → バリア機能低下時は紫外線のダメージが大きい
💡 5. 医療脱毛後の保湿Q&A
❓ Q1:保湿は何日間続けるべき?
A: 最低でも 2週間程度は念入りな保湿を継続。
その後も 日常的な保湿ケア習慣が推奨されます。
❓ Q2:ボディ用と顔用の保湿剤は同じでもOK?
A: 基本的に顔用は低刺激設計されているため、体には顔用を使ってもOK。
ただし、ボディ用を顔に使うのは刺激が強い場合があるため避けるのが無難です。
❓ Q3:ベタつくのが苦手でも保湿は必要?
A: 必須です。
軽いジェルタイプの保湿剤やミストを活用すると、ベタつきを感じにくくなります。
💧医療脱毛後の肌は「冷却→保湿→UVケア」が3つの柱。
丁寧な保湿で、肌トラブルを予防し、なめらかで健康的な肌を維持しましょう! 🌿✨
眼瞼下垂、医療脱毛、シミ取り治療、たるみ治療をご検討の方は、豊中・千里中央にある「形成外科・美容皮膚科 とううちクリニック」へ是非お越しください
豊中・箕面・吹田の地域に密着したクリニック
茨木、高槻、池田、川西、大阪市内からもたくさんの患者様にご来院頂いています。