肝斑(かんぱん)と老人性色素斑(ろうじんせいしきそはん)は、どちらも顔にできる色素沈着ですが、美容医療の観点からは治療方法が異なるため、正確な見極めが重要です。以下に、それぞれの特徴と見分け方を詳しく解説します。
肝斑と老人性色素斑の違い
肝斑 | 老人性色素斑 | |
---|---|---|
原因 | ホルモンバランスの乱れ、紫外線、摩擦 | 紫外線ダメージ、加齢 |
好発部位 | 頬骨、額、口周り | 顔全体(特に頬やこめかみ) |
形状 | 境界がぼんやり、左右対称に広がる | 境界がはっきり、単発で発生 |
色 | 薄茶色~灰色がかった褐色 | 濃い茶色~黒に近い色 |
発症年齢 | 30代~50代の女性に多い | 40代以降に増える |
反応 | 炎症や摩擦で悪化しやすい | 基本的に変化しにくい |
見分けるポイント
左右対称かどうか
- 肝斑は左右対称に広がることが多い
- 老人性色素斑は単発でできることが多く、左右対称ではない
境界の明瞭さ
- 肝斑は境界がぼんやり
- 老人性色素斑は境界がはっきり
色と広がり方
- 肝斑は灰色がかった薄茶色で広範囲
- 老人性色素斑は濃い茶色~黒っぽく、円形や楕円形
紫外線の影響の受け方
- 肝斑は紫外線だけでなくホルモンバランスの影響も受ける
- 老人性色素斑は紫外線ダメージが主な原因
美容医療での治療アプローチ
肝斑の治療(慎重なアプローチが必要)
- トーニング(低出力のレーザー)
- ピコトーニングやレーザートーニング(Qスイッチヤグレーザー)が有効
- 高出力レーザーは炎症を起こし悪化のリスクあり
- 内服治療
- トラネキサム酸(メラニン生成抑制)
- ビタミンC・E(抗酸化作用)
- 外用薬
- ハイドロキノン(メラニン抑制)
- トレチノイン(ターンオーバー促進)
- 生活習慣の改善
- 紫外線対策(SPF50+の日焼け止め)
- 過度な摩擦を避ける(クレンジング・スキンケアの見直し)
老人性色素斑の治療(即効性のある治療が可能)
- レーザー治療
- Qスイッチルビーレーザー、ピコレーザーが効果的
- 照射後、一時的にかさぶたができ、その後薄くなる
- IPL(光治療)
- ルメッカやフォトフェイシャルで薄いシミを徐々に改善
- 外用薬
- ハイドロキノン、トレチノインが有効
- ピーリング
- ケミカルピーリング(グリコール酸、乳酸)でターンオーバー促進
まとめ
- 肝斑は左右対称・境界がぼんやり、レーザーは慎重に
- 老人性色素斑は単発・境界がはっきり、レーザー治療が効果的
- シミの種類を誤ると、治療が逆効果になる可能性があるため、診断が重要
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