肝斑(かんぱん)は、特に40代の女性に多く見られるシミの一種で、美容医療の分野でも非常に関心の高いトピックです。トラネキサム酸の内服は、肝斑の治療として広く用いられ、比較的安全で効果的な方法として知られています。本記事では、トラネキサム酸の作用メカニズムや治療効果、副作用、その他の美容施術との併用について詳しく解説します。
1. 肝斑とは?
肝斑は、頬骨の周囲や額、口周りに左右対称に現れることが多いシミで、特に女性ホルモンの影響を受けやすいと言われています。紫外線や摩擦、ストレスなども悪化要因となり、加齢とともに目立つようになります。
2. トラネキサム酸の作用メカニズム
トラネキサム酸は、本来止血剤として開発されましたが、肝斑の治療にも有効であることが発見されました。その主な作用は以下の通りです。
① メラニン生成の抑制
メラニン色素の生成を促進するプラスミンという物質を抑制し、シミの悪化を防ぎます。
② 炎症の抑制
紫外線や摩擦などの刺激によって発生する炎症を抑え、メラニンの過剰生成を防ぐ働きがあります。
③ 血管拡張を防ぐ
肝斑の一因とされる血管の拡張を抑え、肌の赤みや色素沈着を軽減します。
3. トラネキサム酸の内服治療の特徴
① 治療期間
通常、1日750〜1500mg(250mgを1日3〜6錠)を2〜3ヶ月以上継続することで効果が現れます。
② 効果の実感
早い人で1〜2ヶ月ほどでシミが薄くなるのを感じることができますが、個人差があります。
③ 内服の安全性
比較的安全な薬剤ですが、長期的に服用する場合は、医師の指導のもと適切な用量を守ることが重要です。
4. 副作用と注意点
トラネキサム酸は安全性の高い薬ですが、以下の点には注意が必要です。
- 血栓リスク:血液が固まりやすくなる可能性があるため、血栓症のリスクがある方(脳梗塞や心筋梗塞の既往歴がある方、ピルを服用している方など)は医師と相談が必要です。
- 胃腸障害:まれに胃の不快感や吐き気が起こることがあります。
- アレルギー反応:発疹やかゆみが出る場合は服用を中止し、医師に相談してください。
5. 美容医療との併用でさらなる効果
トラネキサム酸の内服単独でも効果はありますが、美容医療と組み合わせることで、より高い美肌効果が期待できます。
① レーザートーニング
肝斑治療に特化した低出力レーザーで、メラニンを穏やかに破壊します。トラネキサム酸内服と併用することで、相乗効果が期待できます。
② イオン導入(トラネキサム酸導入)
トラネキサム酸を肌に直接浸透させることで、内服と合わせてより早い効果を実感できます。
③ ハイドロキノン・トレチノイン外用
メラニンの生成を抑えるハイドロキノンやターンオーバーを促進するトレチノインと併用することで、シミを薄くしやすくなります。
④ 高濃度ビタミンC点滴
抗酸化作用のあるビタミンCを点滴で補うことで、メラニンの生成を抑え、透明感のある肌へと導きます。
6. 日常生活での予防とケア
トラネキサム酸を内服するだけでなく、肝斑の悪化を防ぐための日常ケアも重要です。
- 紫外線対策:UVカット効果のある日焼け止め(SPF50・PA+++以上)を毎日使用する。
- 摩擦を避ける:ゴシゴシ洗顔や過度なスキンケアは控える。
- ストレス管理:ホルモンバランスの乱れを防ぐため、リラックスを心がける。
- 栄養バランスの良い食事:ビタミンC・E、ポリフェノールを多く含む食品を摂る。
7. まとめ
トラネキサム酸の内服は、肝斑治療において効果的であり、美容医療と組み合わせることでさらなる改善が期待できます。安全性が高いとはいえ、血栓リスクなどの注意点もあるため、医師の指導のもと適切に服用しましょう。
肝斑は根気よく治療を続けることで改善が見込める症状です。適切な治療とスキンケアを併用しながら、美しい肌を目指しましょう!
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