紫外線や加齢により増えるメラニンの生成は、シミやくすみの原因になります。美容医療ではレーザー治療やピーリングなどでシミの改善を目指しますが、内側からのケアも重要です。今回は、メラニン生成を抑えるサプリメントについて、美容医療との相乗効果も含めて詳しく解説します。


1. メラニン生成のメカニズムと抑制方法

メラニンは、紫外線や炎症による刺激を受けるとチロシナーゼという酵素が活性化し、チロシンというアミノ酸から生成されます。これを防ぐには以下のようなアプローチがあります。

  1. チロシナーゼの働きを抑える
  2. 抗酸化作用で活性酸素を減らしメラニン生成を抑制する
  3. ターンオーバーを促進し、蓄積したメラニンを排出する

2. メラニン生成を抑える主要な成分と効果

① L-システイン

  • メラニンの生成を抑え、ターンオーバーを促進
  • ビタミンCと相性が良く、シミ予防・改善に効果的

② ビタミンC(アスコルビン酸)

  • メラニンの酸化を防ぎ、黒色化を抑制
  • コラーゲン生成を助け、肌のハリを維持

③ トラネキサム酸

  • 炎症を抑え、肝斑の原因となるメラニン生成を抑制
  • 美容クリニックで処方されることも多い

④ グルタチオン

  • 強力な抗酸化作用でメラニンの生成を抑える
  • 肝機能をサポートし、デトックス効果も期待

⑤ ナイアシンアミド(ビタミンB3)

  • メラノサイトから角質細胞へのメラニンの受け渡しをブロック
  • シワや肌荒れの予防にも役立つ

3. 美容医療との相乗効果

① レーザー治療 × L-システイン & ビタミンC

レーザー治療はメラニンを破壊しシミを薄くしますが、治療後に炎症が起きることも。L-システインやビタミンCを摂取することで、炎症を抑えながらメラニンの再発を防ぐ効果が期待できます。

② トラネキサム酸の内服 × 肝斑治療

トラネキサム酸は肝斑の改善に有効な成分です。レーザー治療と組み合わせることで、より早く安定した効果を得ることができます。

③ ピーリング × 抗酸化成分(グルタチオンなど)

ピーリングで古い角質を除去しながら、グルタチオンなどの抗酸化サプリを取り入れると、肌の透明感がアップします。


4. 適切な摂取方法と注意点

  • サプリメントは継続が重要
    2〜3ヶ月の継続摂取で効果を実感しやすくなります。
  • 過剰摂取に注意
    特にビタミンCやL-システインは摂取上限を守ることが大切です。
  • 医師と相談しながら選ぶ
    既に美容医療を受けている場合、相性の良い成分を選ぶことが重要です。

5. まとめ

美容医療と並行してメラニン生成を抑えるサプリメントを取り入れることで、より効果的にシミやくすみを改善できます。

 

 

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