ホクロの正体は「色素性母斑」

「ホクロ」とは、医学的には「色素性母斑(しきそせいぼはん)」と呼ばれる良性の皮膚腫瘍の一種です。皮膚のメラニン色素を作る「メラノサイト」という細胞が一部に集まって増殖することで現れます。

多くのホクロは生まれつきあるか、成長とともに徐々に現れます。見た目の特徴としては、茶色〜黒色で、平らなものや盛り上がったものがあります。


ホクロの種類と特徴

ホクロにはいくつかのタイプがあり、大きさ・色・形状によって分類されます。以下は代表的な種類です。

種類特徴
先天性母斑生まれつきあるホクロ。大きいものは将来的に皮膚がんのリスクも。
後天性母斑成長過程や成人後にできる一般的なホクロ。ほとんどが良性。
褐色斑(雀卵斑、日光黒子など)紫外線の影響でできるシミとの区別が必要。

ホクロは除去すべき?― 医学的な判断基準

ホクロの多くは放置しても問題ありませんが、以下のような変化が見られた場合は注意が必要です。

  • 急に大きくなった

  • 色が濃くなったり不均一になった

  • 形がいびつになった

  • 出血やかゆみがある

  • 表面がただれてきた

これらは、**悪性黒色腫(メラノーマ)**など皮膚がんの可能性があるサインです。気になる変化がある場合は、早めの受診をおすすめします。


ホクロ除去の方法(形成外科・美容皮膚科での対応)

当院では、ホクロの状態やご希望に応じて、以下のような方法を用いて除去を行っています。

■ 炭酸ガスレーザー(CO₂レーザー)

・小さくて浅いホクロに有効
・出血が少なく、傷跡も目立ちにくい
・施術時間が短く、ダウンタイムも比較的軽い

■ 外科的切除(形成外科手術)

・大きい、深い、または悪性の可能性がある場合に適応
・丁寧な縫合によるきれいな仕上がり(形成外科的アプローチ)
・病理検査による正確な診断が可能


美容目的のホクロ除去もご相談ください

「メイクでは隠れない」「顔の印象を変えたい」「すっぴんでも清潔感を出したい」など、美容的な理由でホクロ除去を希望される方も増えています。当院では、機能性と仕上がりの美しさを両立したホクロ治療を心がけています。


よくあるご質問(FAQ)

Q. ホクロ除去は保険が使えますか?
A. 悪性の可能性がある場合や、医師が医学的適応と判断した場合は健康保険の対象となります。美容目的の除去は自費診療となります。

Q. 傷跡は残りますか?
A. ホクロの大きさや深さ、除去方法によって異なりますが、形成外科的手技を用いることでできる限り目立たないよう配慮しています。

Q. 一度の施術で完全に取れますか?
A. 浅いホクロは一度で取れることが多いですが、再発の可能性もあるため、経過観察をおすすめしています。


まずはご相談ください

ホクロに関するお悩みは、見た目の印象だけでなく、将来の健康にも関わることがあります。当院では形成外科専門医による診察・治療を行っており、安心してご相談いただけます。

お気軽にカウンセリングをご予約ください。

 

 

眼瞼下垂、医療脱毛、シミ取り治療、たるみ治療をご検討の方は、豊中・千里中央にある「形成外科・美容皮膚科 とううちクリニック」へ是非お越しください

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