ホクロ(色素性母斑)とは?
ホクロは、皮膚のメラニン色素を作る細胞(メラノサイト)が増殖してできる良性の皮膚腫瘍です。先天性(生まれつき)のものと、後天性(成人以降にできるもの)があり、形や色、大きさもさまざまです。
紫外線が与えるホクロへの影響
1. 新たなホクロの出現
紫外線はメラノサイトを刺激し、メラニンの生成を促します。この刺激により、皮膚に新たなホクロができやすくなることがあります。特に、顔や腕など、紫外線を浴びやすい部位に多く見られます。
2. 既存のホクロの変化
紫外線による慢性的なダメージは、すでにあるホクロの色や形の変化を引き起こすことがあります。急激な変化が見られた場合は、皮膚がん(悪性黒色腫)の初期兆候である可能性もあるため、注意が必要です。
3. 紫外線と皮膚がんのリスク
紫外線は皮膚のDNAを傷つけ、長期的には皮膚がんの発生リスクを高めます。特に、色素の濃いホクロや、大きく隆起したホクロは、医学的観察の対象となる場合があります。
紫外線対策はホクロの健康管理の第一歩
日焼け止めの使用:SPF30以上、PA+++以上を目安に、こまめに塗り直すことが大切です。
帽子・日傘・サングラスの併用:物理的に紫外線を遮る工夫も効果的です。
午前10時〜午後2時の直射日光を避ける:この時間帯は紫外線が最も強く、肌への影響も大きくなります。
気になるホクロは、形成外科または美容皮膚科でチェックを
以下のようなホクロは、一度医師の診察を受けることをおすすめします。
急に大きくなった
形がいびつ、不均一な色調
出血やかゆみがある
輪郭がぼやけている
他のホクロと比べて明らかに異なる見た目
当院では、形成外科専門医が在籍し、医学的視点からホクロの診察・治療を行っております。必要に応じて、医療用の炭酸ガスレーザーや手術による切除も対応可能です。
また、美容的に目立つホクロについては、美容皮膚科的観点からの除去治療(傷跡が残りにくい方法など)もご相談いただけます。
よくあるご相談
Q. 紫外線の強い季節だけ気をつければ良いですか?
A. 紫外線は一年を通して降り注いでいます。特に春先から急増するため、3月頃からの対策が重要です。
Q. ホクロの除去後も紫外線対策は必要ですか?
A. はい。治療後の皮膚は一時的に敏感になっており、色素沈着や再発リスクを防ぐためにも、紫外線対策は欠かせません。
美しさは健康な肌から
気になるホクロは放置せず、専門的な診察を受けましょう
紫外線との関係を知り、正しい知識と対策で、大切なお肌を守りましょう。ご不安な点やホクロに関するご相談は、どうぞお気軽に当院までお問い合わせください。
眼瞼下垂、医療脱毛、シミ取り治療、たるみ治療をご検討の方は、豊中・千里中央にある「形成外科・美容皮膚科 とううちクリニック」へ是非お越しください
豊中・箕面・吹田の地域に密着したクリニック
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