~形成外科・美容皮膚科から見るホクロの特徴と注意点~

ホクロ(医学的には「色素性母斑」と呼ばれます)は、色や形、大きさによってさまざまなタイプがあります。中でも患者様から多く寄せられるのが「このホクロ、色が濃いけれど大丈夫?」「薄いホクロでも取ったほうがいいの?」というご質問です。
ここでは色の濃さによるホクロの違いや特徴、治療の適応について、形成外科・美容皮膚科の視点で詳しくご説明します。


■ 色の濃いホクロとは

黒~茶色がはっきりしているホクロは、メラニン色素が皮膚の深い層(真皮)に多く沈着していることが多く、以下のような特徴があります。

  • 生まれつきある「先天性のホクロ」や、思春期以降に目立ってくるものも

  • 盛り上がっていたり、毛が生えていることもある

  • 紫外線や加齢によって徐々に色が濃くなることも

■ 色の薄いホクロとは

淡い茶色や肌色に近いホクロは、メラニンの分布が浅い層(表皮)にとどまっていることが多く、次のような特徴があります。

  • 平坦で目立ちにくいが、メイクではカバーしづらいことも

  • 紫外線の影響で少しずつ濃くなることもある

  • 見た目はシミと似ている場合もあり、区別がつきにくいことも


■ 色の濃さと悪性の関係

「色が濃い=悪性」とは限りませんが、以下のような変化がある場合には注意が必要です。

  • 急に大きくなってきた

  • 色むらや濃淡がある

  • 周囲ににじむように広がっている

  • 出血やかゆみ、痛みがある

このような症状がある場合には、悪性黒色腫(メラノーマ)などの皮膚がんとの鑑別が必要です。気になる変化があれば、早めの受診をおすすめします。
※当院ではダーモスコピー等の検査は行っておりませんが、必要に応じて専門機関をご紹介いたします。


■ 美容皮膚科での対応

ホクロの色や形、大きさによって治療法は異なります。

  • 見た目の改善を目的とした除去(CO₂レーザーなど)

  • 美容的・機能的に気になる位置にあるホクロのご相談

  • ホクロかシミかの判断がつきにくい場合の評価

当院では、自然な仕上がりを大切にしたホクロ除去を行っております。患者様のお悩みやご希望にあわせて、適切な治療をご提案いたします。


■ 最後に

色の濃いホクロも薄いホクロも、日常的に目にするものだからこそ、変化や違和感には早めに気づくことが大切です。見た目の印象やお肌の印象を左右することもあるため、気になるホクロがあればどうぞお気軽にご相談ください。

 

 

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