■ 保険適用されるホクロとは?

ホクロ(医学的には「色素性母斑」)の治療が健康保険の適用となるケースは、「医療上の必要性がある」と判断された場合に限られます。具体的には以下のような状況です:

  • 悪性の可能性が否定できない(悪性黒色腫などが疑われる)

  • 日常生活に支障をきたしている(出血しやすい、引っかかって痛む、視野を遮るなど)

  • 急速に大きくなった、色や形が急激に変化している

このような場合には、皮膚科・形成外科で診察を行い、必要に応じて切除・病理検査(顕微鏡での検査)を行うことが保険診療で対応可能です。


■ 美容目的のホクロ除去は自費診療になります

一方で、「見た目が気になる」「メイクで隠せない」「肌をキレイに整えたい」といった美容目的でのホクロ除去は、保険適用外となり、自費診療となります。

美容目的のホクロ除去では以下のような治療法が用いられます:

  • 炭酸ガスレーザー(CO₂レーザー)

  • 高周波メス(RF)

  • 切除縫合による手術(目立つホクロの場合)

治療方法は、ホクロの大きさ・盛り上がりの有無・部位・ご希望の仕上がりに応じて選択されます。


■ 保険適用か自費か、迷ったらまずは診察を

保険診療で対応可能かどうかは、医師の診察と医学的判断が必要です。「これは保険で取れますか?」というご質問をよくいただきますが、実際には見た目では判断できないことも多く、診察でしっかり確認させていただくことが大切です

当院では、まず医師による診察を行い、必要に応じて最適な治療法や費用について丁寧にご案内いたします。


■ 形成外科と美容皮膚科、それぞれの特徴

項目形成外科美容皮膚科
主な目的医療(病気や外傷の治療)美容的改善
保険適用医学的適応があれば適用原則すべて自費診療
傷あとできる限り目立たないよう配慮より仕上がりの美しさを追求

当院では、形成外科専門医が在籍しており、ホクロの状態に応じて保険診療・自費診療の両方の選択肢をご案内できます。


■ まとめ

  • 医学的必要があれば保険適用、それ以外は自費診療

  • 美容目的の場合は炭酸ガスレーザーなどが選ばれる

  • まずは医師の診察を受け、最適な方法をご相談ください

 

 

眼瞼下垂、医療脱毛、シミ取り治療、たるみ治療をご検討の方は、豊中・千里中央にある「形成外科・美容皮膚科 とううちクリニック」へ是非お越しください

豊中・箕面・吹田の地域に密着したクリニック

茨木、高槻、池田、川西、大阪市内からもたくさんの患者様にご来院頂いています。