ホクロ除去後、「再発する」ってどういうこと?
ホクロ除去後に「また同じ場所に色が出てきた」「ふくらみが戻ってきた」と感じることがあります。これは**ホクロの“再発”**と呼ばれる状態で、完全に取り切れていないメラニン細胞(母斑細胞)が残っていた場合などに起こる現象です。
再発しやすいホクロの特徴
以下のようなホクロは、再発の可能性が高いとされています。
皮膚の深い層(真皮)にまで達しているタイプ
「複合性母斑」や「真皮内母斑」など、深部に細胞があるタイプは、表面だけを削っても根本が残るため再発しやすいです。
サイズが大きい(5mm以上)
大きなホクロほど深くまで細胞が及んでいることが多く、1回で取り切るのが難しい場合があります。
盛り上がっている・ドーム状の形
膨らんでいるホクロは真皮まで細胞が広がっている可能性が高く、再発のリスクがやや高めです。
色が薄いホクロ
実は見た目が薄いホクロの方が、取り残しに気づきにくく、再発に気づいたときには目立ってきていることも。
再発しにくいホクロの特徴
一方で、以下のようなホクロは再発のリスクが比較的低いと考えられます。
表皮にとどまる「境界母斑」
比較的浅い層にあるホクロで、レーザーなどで取り切りやすいタイプ。
サイズが小さい(4mm以下)
深さもそれほどないケースが多く、CO₂レーザーや電気メスで再発リスクも低くなります。
平らなホクロ
盛り上がっていないホクロは浅い位置にあることが多く、除去後の再発が少ない傾向です。
ホクロ除去法と再発リスクの関係
除去方法 | 再発リスク | 特徴 |
---|---|---|
CO₂レーザー | 中程度 | 浅いホクロには有効。深いホクロには再発の可能性あり。 |
メスによる切除(くり抜き・縫合) | 低 | 深部まで確実に除去可能。大きなホクロや再発リスクが高いものに適応。 |
当院の方針
当院では、形成外科的な視点で「ホクロの性質や深さ」に応じた適切な除去方法を選択しています。再発リスクが高いと判断された場合は、最初からメスによる切除をご提案することもあります。
また、美容目的の除去であっても、形状や性質によっては医師による慎重な判断が重要です。お気軽にカウンセリングにお越しください。
まとめ
ポイント | 内容 |
---|---|
再発しやすいホクロ | 大きい・盛り上がり・深部まで及ぶもの |
再発しにくいホクロ | 小さい・平ら・表皮にとどまるもの |
再発予防には | 適切な治療法の選択と、医師の判断が重要 |
ご不安な方は、まずは医師による診察でホクロのタイプを見極めましょう。
美容目的でも、安心・安全に配慮した除去をご提供いたします。
眼瞼下垂、医療脱毛、シミ取り治療、たるみ治療をご検討の方は、豊中・千里中央にある「形成外科・美容皮膚科 とううちクリニック」へ是非お越しください
豊中・箕面・吹田の地域に密着したクリニック
茨木、高槻、池田、川西、大阪市内からもたくさんの患者様にご来院頂いています。