ホクロ除去後、「再発する」ってどういうこと?

ホクロ除去後に「また同じ場所に色が出てきた」「ふくらみが戻ってきた」と感じることがあります。これは**ホクロの“再発”**と呼ばれる状態で、完全に取り切れていないメラニン細胞(母斑細胞)が残っていた場合などに起こる現象です。


再発しやすいホクロの特徴

以下のようなホクロは、再発の可能性が高いとされています。

  • 皮膚の深い層(真皮)にまで達しているタイプ

    • 「複合性母斑」や「真皮内母斑」など、深部に細胞があるタイプは、表面だけを削っても根本が残るため再発しやすいです。

  • サイズが大きい(5mm以上)

    • 大きなホクロほど深くまで細胞が及んでいることが多く、1回で取り切るのが難しい場合があります。

  • 盛り上がっている・ドーム状の形

    • 膨らんでいるホクロは真皮まで細胞が広がっている可能性が高く、再発のリスクがやや高めです。

  • 色が薄いホクロ

    • 実は見た目が薄いホクロの方が、取り残しに気づきにくく、再発に気づいたときには目立ってきていることも。


再発しにくいホクロの特徴

一方で、以下のようなホクロは再発のリスクが比較的低いと考えられます。

  • 表皮にとどまる「境界母斑」

    • 比較的浅い層にあるホクロで、レーザーなどで取り切りやすいタイプ。

  • サイズが小さい(4mm以下)

    • 深さもそれほどないケースが多く、CO₂レーザーや電気メスで再発リスクも低くなります。

  • 平らなホクロ

    • 盛り上がっていないホクロは浅い位置にあることが多く、除去後の再発が少ない傾向です。


ホクロ除去法と再発リスクの関係

除去方法再発リスク特徴
CO₂レーザー中程度浅いホクロには有効。深いホクロには再発の可能性あり。
メスによる切除(くり抜き・縫合)深部まで確実に除去可能。大きなホクロや再発リスクが高いものに適応。
 

当院の方針

当院では、形成外科的な視点で「ホクロの性質や深さ」に応じた適切な除去方法を選択しています。再発リスクが高いと判断された場合は、最初からメスによる切除をご提案することもあります。

また、美容目的の除去であっても、形状や性質によっては医師による慎重な判断が重要です。お気軽にカウンセリングにお越しください。


まとめ

ポイント内容
再発しやすいホクロ大きい・盛り上がり・深部まで及ぶもの
再発しにくいホクロ小さい・平ら・表皮にとどまるもの
再発予防には適切な治療法の選択と、医師の判断が重要

ご不安な方は、まずは医師による診察でホクロのタイプを見極めましょう。
美容目的でも、安心・安全に配慮した除去をご提供いたします。

 

 

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