「繰り返すしこり」「ニキビみたいなできものが治らない」「押すと臭いものが出てくる」
それはもしかすると 粉瘤(ふんりゅう) かもしれません。
粉瘤(アテローム)とは
粉瘤(ふんりゅう)、医学的には「表皮嚢腫(ひょうひのうしゅ)」や「アテローム」とも呼ばれる良性の腫瘍です。皮膚の下に袋状の構造ができ、そこに垢(角質)や皮脂がたまっていくことで、徐々にふくらんでいきます。
ニキビとの違いは?
見た目はニキビと似ていますが、粉瘤は皮膚の深いところに袋を持つのが特徴で、以下の点が異なります。
特徴 | ニキビ | 粉瘤(アテローム) |
---|---|---|
原因 | 毛穴の詰まりや炎症 | 表皮の袋に老廃物がたまる |
痛み | 炎症時に痛むことがある | 炎症がなければ無痛。腫れや赤みが出ると痛む |
再発 | 適切なスキンケアで改善可能 | 袋を取り除かないと再発しやすい |
におい | なし | 中から独特のにおいのする白い内容物が出ることあり |
粉瘤ができやすい場所
粉瘤は顔・首・背中・耳の裏・おしりなど、体のどこにでもできる可能性があります。何年もかけてゆっくり大きくなることもあり、気づかないうちに大きくなってしまうことも。
放置するとどうなる?
炎症を起こすと、赤く腫れたり、痛んだり、膿が出たりします。この状態を「炎症性粉瘤」と呼び、自然治癒は難しく、切開して膿を出す処置が必要になることもあります。
また、一度炎症を起こすと、治ったあとも皮膚が硬く残ったり、色素沈着したりすることもあります。
治療はどうするの?
■ 小さいうちなら日帰りで手術可能
粉瘤は袋ごと完全に取り除くことが根本的な治療になります。切除は局所麻酔での日帰り手術が一般的です。大きさや部位により、形成外科的にきれいに縫合することもできます。
■ 炎症がある場合はまず腫れを抑える
赤く腫れている場合は、まず抗生剤や切開排膿で炎症を抑えてから、改めて摘出手術を行うことになります。
美容皮膚科・形成外科での粉瘤治療のメリット
当院のような美容・形成外科では、見た目や傷跡に配慮した手術が可能です。特に顔や首など、目立ちやすい場所の粉瘤は、きれいに治したいという患者さまが多く来院されます。
できるだけ目立たない位置で切開
傷が治った後も目立ちにくい縫合
皮膚のひきつれや凹みを最小限に
よくあるご質問
Q:粉瘤は自然に治りますか?
A:自然に治ることはありません。 一時的にしぼんでも袋が残っている限り、再発する可能性があります。
Q:市販薬やスキンケアで治せますか?
A:粉瘤には効果がありません。 皮膚科や形成外科での診察をおすすめします。
Q:粉瘤があるけど痛くない。すぐに取るべき?
A:痛みがなくても早めに取るほうが、傷跡も小さく済みます。 炎症を起こす前の治療がおすすめです。
お気軽にご相談ください
「ただのニキビだと思っていたら、何年も治らなかった」
「見た目が気になるけど、どこに相談すればいいかわからなかった」
粉瘤に悩んでいる方は、ぜひ一度ご相談ください。
形成外科専門医が、見た目にも配慮した丁寧な治療をご提案します。
眼瞼下垂、医療脱毛、シミ取り治療、たるみ治療をご検討の方は、豊中・千里中央にある「形成外科・美容皮膚科 とううちクリニック」へ是非お越しください
豊中・箕面・吹田の地域に密着したクリニック
茨木、高槻、池田、川西、大阪市内からもたくさんの患者様にご来院頂いています。