皮膚の下のしこり、それは粉瘤かもしれません

「しこりがあるけど痛くないし、自然に治るのでは?」
そんなふうに思っていませんか?
皮膚の下にできる“粉瘤(ふんりゅう)”は、良性の腫瘍ですが、放置してよいとは限りません。

この記事では、形成外科・美容皮膚科の視点から「粉瘤は放置していいのか?」について詳しく解説します。


粉瘤とは?

粉瘤(アテローム)は、皮膚の中に老廃物(角質や皮脂)がたまって袋状に膨らんだ腫瘍です。見た目はしこりのようで、中央に黒い点(毛穴の開口部)を伴うこともあります。

多くは良性で、命にかかわるものではありませんが、以下のようなリスクがあります。


放置するとどうなる?

  • 自然に消えることはほとんどありません
     粉瘤は袋状の構造が皮膚内に残るため、時間が経っても縮小・吸収されることはほぼなく、むしろ徐々に大きくなっていく傾向があります。

  • 炎症や感染を起こす可能性
     皮膚のバリアを破って細菌が入り込むと、**赤く腫れたり、痛みや熱感を伴う炎症(感染性粉瘤)**になります。この場合、切開・排膿や抗生物質による治療が必要です。

  • 跡が残ることも
     炎症を繰り返した粉瘤は、皮膚の変形や色素沈着が残ることがあります。美容面でも注意が必要です。


粉瘤の治療法

■ 根治には手術が必要

粉瘤を完全に治すには、袋ごと外科的に摘出することが唯一の根本治療です。感染していない状態での計画的な手術が最も傷がきれいに治りやすいとされています。

■ 形成外科でのアプローチ

傷あとが気になる部位(顔・首など)では形成外科の技術も有効です。当院では、できるだけ目立たないようなデザイン・縫合法を取り入れています。


当院でのご対応

当院では、形成外科医が皮膚の腫瘍性疾患(粉瘤・脂肪腫など)に対応しております。

  • ダウンタイムを抑えたい方

  • 美容的な配慮も重視したい方

  • 繰り返し炎症を起こす粉瘤に悩んでいる方

まずはお気軽にご相談ください。状態に合わせた最適な治療方法をご提案いたします。


まとめ

放置すると…自然に治らず、炎症や感染のリスクあり
根治には?袋ごとの摘出手術が必要
美容面が心配形成外科+美容皮膚科の連携がおすすめ

「痛くないから放っておいても大丈夫」と思っているうちに、トラブルが悪化することもあります。
気になるしこりがある方は、早めに専門医へご相談ください。

 

 

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