― 似ているけれど対処法が異なる皮膚トラブル ―
「赤く腫れて痛い」「繰り返し同じ場所にできる」そんなお悩みがあると、「ニキビかな?」と思いがちですが、実は粉瘤(ふんりゅう/アテローム)という皮膚の良性腫瘍かもしれません。
ニキビとの違いを知ることで、適切なケアや受診のタイミングが見えてきます。
粉瘤とニキビの違いとは?
比較項目 | ニキビ | 粉瘤(アテローム) |
---|---|---|
原因 | 毛穴の詰まり・皮脂の過剰分泌・アクネ菌の繁殖 | 皮膚の下にできた袋に角質や皮脂がたまる |
見た目 | 白ニキビ・赤ニキビ・膿ニキビなど段階あり | ドーム状に盛り上がり、中心に黒点(開口部)があることも |
痛み | 炎症が強いと痛む | 感染や炎症を起こすと赤く腫れて強い痛みを伴う |
大きさ | 数mm~1cm程度 | 数mm~数cmと大きくなりやすい |
繰り返しできる? | 体質や生活習慣で再発あり | 破裂や感染を繰り返すことがある |
自然に治る? | 軽度なら自然治癒も可能 | 自然には消えにくく、放置すると腫れや感染のリスクあり |
治療 | スキンケア・外用薬・内服薬 | 外科的切除が根本的治療 |
粉瘤の特徴チェックポイント
以下の特徴があれば、粉瘤の可能性があります。
同じ場所に繰り返し「しこり」ができる
押すと悪臭のある白い塊が出てくる
赤く腫れて痛みを伴う
しこりが徐々に大きくなってきた
皮膚の下にコリコリとしたしこりがある
どうすればいい?適切な受診のタイミング
粉瘤は放置しておくと感染・破裂を起こすことがあり、炎症がひどくなると切開排膿などの処置が必要になります。
痛みや腫れがある場合は、早めに形成外科または美容皮膚科の受診をおすすめします。
当院での粉瘤治療について
当院では、粉瘤の診断から日帰りでのくり抜き法や切開手術まで対応しています。状態に応じて、腫れが治まってからの根治治療をご提案することも可能です。
また、粉瘤とニキビの鑑別が難しい場合も、医師がしっかり診察して適切な対応を行います。
おわりに
「ニキビだと思っていたら、実は粉瘤だった…」というケースは意外と多く見られます。
見た目だけで判断せず、気になるしこりや腫れがある場合はお気軽にご相談ください。
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