粉瘤(アテローム)は、皮膚の下に袋状の組織ができ、その中に角質や皮脂がたまる良性のしこりです。見た目は小さなできものから、炎症を起こすと赤く腫れあがる場合までさまざまです。
形成外科や美容皮膚科では、「いつ摘出すべきか」を見極めることが、傷跡を最小限にし、再発を防ぐために重要です。
摘出に適したタイミング
炎症や腫れがない時期
炎症がない状態では、袋(被膜)全体をきれいに取り除くことができ、再発のリスクが低くなります。切開範囲も小さく済み、縫合後の傷跡も目立ちにくくなります。サイズが小さいうち
小さい粉瘤は手術時間も短く、傷跡も小さく仕上がります。放置して大きくなると、摘出後の皮膚の引きつれや凹みが残る可能性があります。日程に余裕があるとき
摘出後は抜糸まで1週間前後、激しい運動や長時間の入浴を控える必要があります。生活スケジュールに余裕がある時期に行うことで、スムーズな回復が期待できます。
摘出を避けたほうがよい時期
炎症・感染が強いとき
赤く腫れ、膿がたまっている場合は、まず切開排膿や抗生剤で炎症を落ち着かせます。炎症中に摘出すると、袋が壊れて取り残しが生じ、再発しやすくなります。体調不良や持病のコントロールが不十分なとき
糖尿病の血糖コントロール不良や免疫低下時は、感染リスクが高まるため、先に体調を整えることが必要です。
形成外科・美容皮膚科でのメリット
丁寧な縫合で傷跡を最小限に
形成外科的な縫合技術で、できるだけ目立たない傷に仕上げます。美観を重視したデザイン
顔や首など、見える部位では自然な仕上がりを考えた切開ラインを設計します。再発防止を意識した確実な被膜除去
再発予防のため、袋を一括して取り除く丁寧な手技を行います。
まとめ
粉瘤摘出のベストタイミングは「炎症がない」「サイズが小さい」状態です。早めの受診と計画的な手術が、美しい仕上がりと再発防止につながります。気になるしこりがある場合は、自己判断せず、形成外科や美容皮膚科でご相談ください。
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