粉瘤(アテローム)は、皮膚の下に袋状の構造(嚢腫)ができ、その中に角質や皮脂がたまることで生じる良性の腫瘤です。見た目はニキビに似ていますが、構造的に「袋」が存在するため、単なる炎症や皮脂詰まりとは異なります。

市販薬や塗り薬で治せるのか?

  • 根本治療はできません
     粉瘤は袋そのものを取り除かない限りなくならないため、市販の塗り薬や内服薬では完全に治すことはできません。

  • 炎症や痛みの軽減には効果がある場合も
     炎症を起こして赤く腫れているときに、市販の消炎鎮痛成分を含む外用薬や抗菌作用のある塗り薬を使用すると、一時的に腫れや痛みが和らぐことはあります。
     ただし炎症が強い場合には膿がたまり、自然に排膿することもありますが、袋が残るため再び腫れる可能性が高いです。

医療機関での治療が必要な理由

粉瘤を根本的に治すには、形成外科・皮膚科で行う「袋ごと摘出する処置」が必要です。炎症が強いときには、まず切開して膿を出す処置や抗生物質の投与を行い、炎症が落ち着いてから改めて袋を取り除く手術を行うのが一般的です。

まとめ

  • 市販薬や塗り薬では 根本的に治せない

  • 一時的に炎症や痛みを抑えることは可能

  • 再発を防ぐためには袋ごと摘出が必要

気になるしこりや繰り返す腫れがある場合は、自己処置に頼らず、早めに医療機関にご相談ください。

 

注意事項
本ページの内容は一般的な情報提供を目的としています。
実際の診断・治療は、症状の部位・大きさ・状態・既往歴などにより異なります。
気になる症状がある場合は、自己処置に頼らず、必ず医療機関へご相談ください。

 

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