白髪や産毛に対するレーザー脱毛の効果について
- レーザー脱毛の基本原理と白髪・産毛への影響
医療脱毛で使用されるレーザーは、「選択的光熱融解(Selective Photothermolysis)」の原理に基づいており、毛のメラニン色素(黒色)に反応して熱を発生し、毛根を破壊する仕組みです。
白髪や産毛にレーザーが効きにくい理由
✔ 白髪 → メラニン色素がほとんど含まれていないため、レーザーが反応しにくい
✔ 産毛 → メラニン量が少なく細い毛のため、熱エネルギーを十分に蓄積できず、毛根へのダメージが弱い
つまり、白髪や産毛は従来のレーザー脱毛では効果が低いとされています。
- 白髪・産毛に効果のある脱毛方法
① 蓄熱式レーザー(SHR方式)
最近登場した**蓄熱式レーザー(ダイオードレーザー)**は、従来の熱破壊式と異なり、毛包全体を徐々に加熱することで毛の成長を抑える仕組みです。
✅ メラニンに依存しにくいため、産毛にも効果が出やすい
❌ しかし、完全な白髪には効果が低い
代表的な蓄熱式レーザー:
- ソプラノアイス・プラチナム(ダイオードレーザー)
- メディオスターNeXT PRO(ダイオードレーザー)
② ニードル脱毛(電気脱毛)(白髪に最も有効)
唯一、白髪にも確実に対応できる脱毛方法がニードル脱毛(電気脱毛)です。
⚡ 仕組み:
- 毛穴に針を挿入し、電流または高周波を流して毛根を直接破壊
- メラニンに依存しないため、白髪・産毛・細い毛も脱毛可能
⚡ デメリット: - 強い痛みがある
- 施術時間が長い(毛穴1本ずつ処理するため)
- 料金が高い(医療レーザー脱毛よりも高額になる)
💡 結論:白髪の脱毛には医療レーザー脱毛よりもニードル脱毛が最適
③ YAGレーザー(ヤグレーザー)
レーザーの中でもYAGレーザー(波長1064nm)は、深部まで届きやすく、産毛に対して比較的効果が高いとされています。
❌ ただし、完全な白髪には効果が期待できない
代表的なYAGレーザー機種:
- ジェントルYAGプロ
- クラリティツイン(アレキサンドライト+YAGの複合レーザー)
- 白髪や産毛に適した脱毛方法の選び方
毛の種類 | 推奨される脱毛方法 | 効果の高さ | 特徴 |
白髪 | ニードル脱毛 | ★★★★★(最も確実) | メラニン不要・1本ずつ処理 |
産毛 | 蓄熱式レーザー(SHR) | ★★★☆☆(一定の効果) | 毛包全体を加熱 |
細い毛(茶色・薄い毛) | YAGレーザー | ★★★☆☆(中程度の効果) | 波長が長く深部まで届く |
- 産毛・白髪脱毛の注意点
① 白髪は脱毛前に対策を考える
白髪になるとレーザーが効かないため、早めに脱毛を検討するのがベスト。
脱毛前に白髪染めをしてもレーザーの効果は変わらないため、白髪が増える前に脱毛を受けることが推奨される。
② 産毛のレーザー脱毛後の硬毛化リスク
一部の人は、産毛にレーザーを照射すると「硬毛化(こうもうか)」という現象が起こることがあります。
⚠ 硬毛化とは?
- 産毛がかえって濃くなる現象
- 特に顔・うなじ・背中の産毛で起こりやすい
- YAGレーザーを使用すると硬毛化リスクが上がることがある
💡 硬毛化が起きた場合の対処法:
- 照射方法を変える(出力調整)
- 蓄熱式レーザーに切り替える
- ニードル脱毛を検討する
- まとめ
白髪と産毛のレーザー脱毛のポイント
✅ 白髪はレーザー脱毛では効果が期待できず、ニードル脱毛が最適
✅ 産毛には蓄熱式レーザー(SHR)やYAGレーザーが比較的有効
✅ 白髪が増える前に脱毛を検討するのが理想的
✅ 産毛の脱毛では硬毛化のリスクがあるため注意が必要
⚡ 白髪や産毛の脱毛を考える場合は、毛の特性に合わせた施術を選ぶことが重要!
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