🔷 麻酔クリームとは?

麻酔クリームは、皮膚の表面に塗布することで痛みを軽減する局所麻酔薬です。
主に美容医療(医療脱毛、レーザー治療、HIFU、ダーマペン、タトゥー除去など)で使用され、施術中の痛みを和らげる目的で活用されます。

🔶 麻酔クリームの主成分と作用

代表的な麻酔成分として、以下のものがあります。

1️⃣ リドカイン(Lidocaine)

最も一般的な局所麻酔成分
神経の信号伝達を一時的にブロックし、痛みを感じにくくする
医療用の麻酔クリームに 5% の濃度で配合されることが多い

2️⃣ プリロカイン(Prilocaine)

リドカインと併用されることが多い(例:EMLAクリーム)
✔ 作用がマイルドで、皮膚の血流に影響を与えにくい

3️⃣ テトラカイン(Tetracaine)

✔ リドカインよりも強力な局所麻酔作用
深部まで麻酔が効きやすいが、アレルギーリスクが高め

これらの成分を適切に使用することで、医療脱毛やレーザー施術時の痛みを軽減できます。

🔷 麻酔クリームの効果

痛みの軽減

  • 施術中の不快感を軽減し、快適に受けられる神経の興奮を抑制
  • 痛みの信号伝達をブロックし、知覚を鈍らせるストレスの軽減
  • 痛みの不安を減らし、リラックスして施術を受けられる出力を上げられる
  • 痛みが軽減されることで、より高い出力で施術可能になり、効果を高められる

🔶 医療脱毛における麻酔クリームの使用方法

1️⃣ 施術前の準備

✔ 皮膚が清潔であることを確認(汗や皮脂を拭き取る)
肌に傷や炎症がないかチェックする(傷口があると刺激になるため)

2️⃣ 麻酔クリームの塗布

施術部位に適量(1~2mmの厚さ)を均一に塗る
広範囲に施術する場合は、医師や施術者の指示に従う

3️⃣ ラップで密閉

効果を高めるために、塗布後にラップで覆う(密閉することで浸透率が上がる)
20~60分放置(部位やクリームの種類による)

4️⃣ 拭き取り

✔ 施術直前にクリームを拭き取る(アルコールなどの刺激の強いものは避ける)
皮膚を乾かした後に施術開始

5️⃣ 施術開始

✔ 施術中に痛みがある場合は、施術者に伝えて調整してもらう

🔷 麻酔クリームが有効な施術

✅ 医療脱毛

  • VIO脱毛や顔脱毛など、痛みを感じやすい部位で活用

✅ シミ・ほくろ除去

  • Qスイッチレーザーなどの治療時に、施術時の痛みを抑える

✅ フラクショナルレーザー

  • 肌の再生を促すレーザー治療(CO2フラクショナルレーザーなど)で使用

✅ HIFU(ハイフ)

  • 超音波を使用するリフトアップ治療で、痛みを軽減

✅ ダーマペン・水光注射

  • 極細針を使用する施術で、チクチクする痛みを抑える

🔶 麻酔クリームの注意点

❌ 1. 副作用・リスク

皮膚のかゆみ・赤み(一時的な炎症)
まれにアレルギー反応が出ることがある(リドカインアレルギーなど)
長時間の使用はNG(過剰に吸収されると、血中濃度が上がり副作用のリスクが増す)

❌ 2. 使用できないケース

妊娠中・授乳中の方は使用を避ける(胎児や母乳への影響が不明)
アレルギー体質の方は事前に医師と相談
広範囲(全身)に塗布しない(血中濃度が上がると危険)

🔷 まとめ

麻酔クリームは、美容医療の痛みを和らげる有効な方法ですが、正しく使うことが重要です。
✔ 医療脱毛やレーザー治療、ダーマペンなどの痛みを伴う施術で活用
✔ 施術の 30~60分前に塗布し、ラップで密閉すると効果が高まる
副作用やアレルギーのリスクがあるため、適量を守ることが大切

痛みが心配な場合は、事前にクリニックで相談し、適切に麻酔クリームを活用しましょう!

 

 

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