医療脱毛における冷却技術は、痛みの軽減や肌ダメージの抑制を目的として進化を続けています。特に、美容医療の分野では、安全性と快適性を向上させるためにさまざまな冷却方式が採用されています。ここでは、冷却技術の進化を美容医療の観点から詳しく解説します。
1. 冷却技術の必要性と背景
医療脱毛では、レーザーや光を照射して毛根にダメージを与えることで脱毛効果を得ます。しかし、高出力のレーザーは熱を発生させるため、皮膚へのダメージや痛みが発生しやすくなります。この問題を解決するために、冷却技術が発展してきました。
美容医療では「痛みの少ない施術」「火傷リスクの低減」「肌の負担軽減」が求められるため、冷却技術の進化は医療脱毛の進化と直結しています。
2. 主な冷却技術の種類と進化
医療脱毛における冷却技術は、大きく分けて以下の3つの方法があります。
(1) 接触冷却 (コンタクトクーリング)
▶ 技術の概要
- 冷却プレート(サファイアガラスなど)を肌に密着させ、皮膚表面を冷却しながらレーザーを照射する方法。
- 一定の温度を保ちつつ、肌の温度上昇を抑える。
▶ 進化ポイント
- 初期の装置では、冷却効果が不均一だったが、近年はより高性能なサファイアクリスタルが使用され、冷却効率が向上。
- レーザー照射と冷却を同時に行える機種が登場し、施術時間の短縮と痛みの軽減が実現。
▶ 代表的なレーザー機器
- ジェントルマックスプロ (GentleMax Pro)
- ライトシェアデュエット (LightSheer DUET)
(2) エアークーリング (冷風冷却)
▶ 技術の概要
- -30℃ほどの冷風を照射部位に吹き付け、皮膚の温度を下げる方法。
- 施術前後や施術中に冷却を行い、痛みを軽減する。
▶ 進化ポイント
- 以前は単独の冷却装置を使用することが多かったが、最近ではレーザー機器と一体化した装置が増加。
- 風量や温度調節がより細かく制御できるようになり、患者の肌質や痛みの感じ方に応じた最適な冷却が可能に。
▶ 代表的な冷却装置
- Zimmer Cryo 6 (ツィンマー クライオ6)
→ 強力な冷却風を出し、痛みを大幅に軽減。
(3) クライオジェル (冷却ジェル)
▶ 技術の概要
- 施術前に冷却ジェルを塗布し、皮膚の熱ダメージを軽減。
- 主にIPL(光脱毛)や一部のレーザー機器で使用。
▶ 進化ポイント
- 近年は冷却効果だけでなく、肌の鎮静や保湿効果を兼ね備えたジェルが登場。
- 美容医療のトレンドとして、ヒアルロン酸や鎮静成分を配合し、施術後の赤みや炎症を抑えるジェルが増加。
3. 最新技術と今後の展望
最近の美容医療分野では、以下のような進化が見られます。
(1) 3D冷却システム
- 冷却プレート、エアークーリング、ジェルの3つの技術を組み合わせた「ハイブリッド冷却技術」。
- 施術部位ごとに適した冷却方法を選択し、痛みの軽減を最大化。
(2) AIによる温度制御
- AI技術を活用し、肌の温度や痛みの閾値をリアルタイムで計測し、最適な冷却強度を自動調整。
- 皮膚温度の上昇を防ぎつつ、効果的なエネルギー供給を実現。
(3) 冷却機能付きRF (ラジオ波)
- RF(高周波)を併用することで、肌のコラーゲン生成を促しながら、熱ダメージを抑制。
- 医療脱毛後の肌ケアとして、美容効果も期待される。
4. まとめ
医療脱毛における冷却技術は、美容医療の進化とともに発展し、患者の負担を軽減する方向に進んでいます。
🔹 従来の冷却技術
- 接触冷却・冷風冷却・冷却ジェルが主流。
🔹 最新技術のトレンド
- 3D冷却やAI制御によるカスタマイズ冷却が進化。
- RF(ラジオ波)との組み合わせで美容効果をプラス。
今後は、さらなる冷却技術の向上と、脱毛だけでなく美肌効果を兼ね備えた美容医療機器が増えると予想されます。
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