〜形成外科・美容皮膚科でできる正確な診断と適切な治療〜
お顔や体にできた「黒っぽいできもの」や「茶色いシミ」。見た目が似ていても、それぞれ性質や治療法が大きく異なります。
「これってホクロ?それともシミ?いぼ?」と気になる方のために、形成外科・美容皮膚科の専門的な視点から、それぞれの特徴と治療についてわかりやすくご紹介します。
◆ ホクロ(色素性母斑)
▷ 特徴
メラニンを産生する母斑細胞が増殖してできた良性のできもの
平らなものや盛り上がったもの、毛が生えているものなどさまざま
思春期以降に増えることが多く、顔や体のどこにでも生じます
▷ 注意したい変化
急に大きくなった
形がいびつ・境界が不明瞭
色ムラがある・出血する・かゆみがある
このような場合は、悪性黒色腫(メラノーマ)などの可能性もあるため、形成外科での診察をおすすめします。
▷ 治療方法
外科的切除(悪性が疑われる場合は保険適用あり)
炭酸ガスレーザーや高周波治療(美容目的の場合は自費診療)
傷跡を最小限に抑えるよう、形成外科的な縫合・処置を行います
◆ いぼ(脂漏性角化症・ウイルス性など)
▷ 特徴
「いぼ」は一つの病名ではなく、複数の種類の皮膚病変を指す総称です
加齢とともに増える茶色や黒色の“老人性いぼ”(脂漏性角化症)が多く、顔や首などに出現
ウイルス感染によるいぼ(尋常性疣贅)は手足に見られることが多いですが、当院では対応しておりません
▷ 注意すべき点
一見ホクロやシミに似ていることがあり、正確な診断が重要です
脂漏性角化症は見た目の変化がなければ経過観察も可能ですが、美容目的で除去する方も多いです
▷ 治療方法
当院では、高周波メスや炭酸ガスレーザーを使用した、傷跡に配慮した除去を行っています
ウイルス性いぼに対する液体窒素治療は当院では行っておりません。必要に応じて他院をご紹介いたします
◆ シミ(老人性色素斑・肝斑・そばかすなど)
▷ 特徴
紫外線、加齢、ホルモンバランスの乱れなどが主な原因
顔や手の甲など、日光の当たりやすい部位に多く見られます
輪郭がはっきりした薄茶色の「老人性色素斑」が最も一般的
▷ 注意すべき点
シミだと思っていたものが、実はいぼやホクロ、皮膚がんだったというケースも
正確な診断のうえで、タイプに応じた治療法の選択が重要です
▷ 治療方法
レーザー治療(Qスイッチレーザーなど)
美白外用剤(ハイドロキノン・トレチノインなど)
内服薬やピーリング、ビタミン導入と組み合わせた治療も可能
肝斑が疑われる場合は、摩擦や刺激に配慮した治療を行います
◆ どの診療科を受診すべき?
症状・目的 | 推奨される診療科 |
---|---|
盛り上がったできもの、形や色が不安 | 形成外科 |
見た目の改善・美容目的の除去 | 美容皮膚科 |
シミの診断とレーザーや外用薬による治療 | 美容皮膚科 |
当院では、形成外科と美容皮膚科の両面から総合的に診察を行っています。
「これは何?」「取るべき?」と迷った場合でも、まずはお気軽にご相談ください。
◆ よくあるご質問(FAQ)
Q. ホクロの除去は保険が使えますか?
A. 悪性の可能性がある、または日常生活に支障がある場合は保険適用となることがあります。美容目的の場合は自費診療です。
Q. 傷あとが心配です…
A. 形成外科的手法により、できるだけ目立たない傷あとになるよう配慮して縫合・処置いたします。
Q. 自分では違いがわかりません。診察だけでも可能ですか?
A. もちろん可能です。診察では専門的な視点から病変を確認し、必要があれば他院への紹介も行います。
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