ホクロ除去を検討する際、多くの方が「メスで切除する方法」と「レーザーでの除去」のどちらが良いか迷われます。それぞれに特徴と適応がありますので、ご自身のホクロの状態や希望に合わせた方法を選ぶことが大切です。


◆ メスによる切除とは

◎ 方法

メスでホクロをくり抜く、または切開して縫合する方法です。深い位置まで取り除く必要があるホクロや、悪性の可能性が否定できないものに対して行われます。

◎ 特徴

  • 再発リスクが低い:根までしっかり除去できるため。

  • 病理検査が可能:切除した組織を顕微鏡で確認でき、良性・悪性の診断ができます。

  • 縫合が必要な場合あり:傷跡は残るが、形成外科的に丁寧に縫合すれば目立ちにくくなる。

◎ 向いているホクロ

  • 大きいホクロ(4mm以上)

  • 盛り上がっている、深いホクロ

  • 悪性の疑いがある場合


◆ レーザーによる除去とは

◎ 方法

炭酸ガスレーザーなどを使用して、ホクロを削り取るように除去します。出血が少なく、縫合の必要もありません。

◎ 特徴

  • ダウンタイムが少ない:傷は浅く済み、回復も比較的早い。

  • 傷跡が小さい:適切なアフターケアにより、痕が目立ちにくい。

  • 短時間で処置可能:数分〜10分程度で終了するケースが多い。

◎ 向いているホクロ

  • 小さくて浅いホクロ(4mm以下)

  • 平坦、あるいはわずかに盛り上がっているもの

  • 悪性の心配がなく、美容目的で除去したい場合


◆ 形成外科・美容皮膚科の視点での選び方

ホクロの状態を正確に診断し、「美容的な仕上がり」と「安全性」の両立を考えることが重要です。当院では、形成外科的視点から、傷跡が残りにくい切除技術や、ホクロの深さや性状に応じた治療法の選択を行っています。


◆ 保険適用の可否

  • メスによる切除:医師が「悪性の疑いがある」「医学的に除去が必要」と判断した場合、保険適用になる可能性があります。

  • レーザー治療美容目的とされるため自費診療となります。


◆ まとめ

項目メス切除レーザー除去
再発のしにくさ◎(深く取れる)△(浅いと残ることも)
傷跡の目立ちにくさ△(縫合が必要)○(浅く治癒)
ダウンタイム△(縫合後の抜糸など)○(比較的短期間で回復)
病理検査可能不可
保険適用の可能性ありなし(自費)

ホクロの除去をご希望の方は、まずはご相談ください。お一人おひとりのホクロの状態やご希望に合わせて、最適な方法をご提案いたします。

 

 

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