■ CO₂レーザーとは?
炭酸ガスレーザー(CO₂レーザー)は、10,600nmの波長をもつレーザーで、水分に強く反応する性質を利用して、皮膚の表層や浅い層の組織を蒸散(気化)させて削る治療法です。医療機関で用いられる高精度のレーザーであり、組織へのダメージを最小限に抑えながら不要な組織を除去できます。
■ ホクロ除去におけるCO₂レーザーの特徴
CO₂レーザーは、特に小さめのホクロや隆起のあるホクロ、顔や首などの目立つ部位に適しており、以下のような特長があります:
出血が少ない:レーザー照射と同時に止血効果があるため、出血を抑えた処置が可能。
ダウンタイムが比較的短い:傷の治りが早く、経過も安定しやすい。
局所麻酔での対応が可能:ほとんどの症例で麻酔注射またはクリーム麻酔により痛みを軽減。
縫合の必要がない:浅いホクロや小さな病変では、切開や縫合をせずに治療が完了。
■ 施術の流れ
診察・ホクロの状態確認
大きさや色、深さ、皮膚との境界、悪性の可能性などを医師が確認します。
※病理検査が必要と判断された場合は、メスによる切除を提案することもあります。局所麻酔
痛みを最小限にするため、麻酔を行います。CO₂レーザーによる蒸散
ホクロの組織を丁寧にレーザーで削ります。軟膏・保護テープの処置
施術部位を清潔に保ち、炎症を防ぐための処置を行います。
■ 治療後の注意点と経過
かさぶたが形成され、1〜2週間で自然に剥がれます。
ピンク色の新しい皮膚が見える状態が数週間〜数ヶ月続きますが、徐々に肌色になじみます。
紫外線による色素沈着を防ぐために、日焼け止めの使用や遮光が大切です。
メイクは施術部位以外は当日から可能ですが、施術部位は医師の指示に従ってください。
■ CO₂レーザーが向いているホクロ・向かないホクロ
向いているホクロ | 向いていないホクロ(別治療推奨) |
---|---|
小さめ(4mm以下) | 大きく深いホクロ |
盛り上がりのあるもの | 悪性が疑われるもの |
複数ある小さいホクロ | 根が深く再発の恐れがあるもの |
※悪性の疑いがある場合は、メスで切除し病理検査を行うことが必要です。
■ 形成外科・美容皮膚科で行うメリット
形成外科や美容皮膚科では、見た目への配慮を含めた丁寧な仕上がりと、医師による正確な診断が受けられます。特に顔などの目立つ部位では、瘢痕を最小限に抑えた治療が求められるため、専門的な技術と経験が重要です。
■ よくあるご質問(Q&A)
Q:痛みはありますか?
A:局所麻酔を使用するため、施術中の痛みはほとんどありません。
Q:1回で取り切れますか?
A:ホクロの深さや根の状態によっては、複数回の治療が必要になる場合もあります。
Q:傷跡は残りますか?
A:個人差はありますが、時間の経過とともに目立たなくなります。傷跡ケアや遮光指導を行います。
眼瞼下垂、医療脱毛、シミ取り治療、たるみ治療をご検討の方は、豊中・千里中央にある「形成外科・美容皮膚科 とううちクリニック」へ是非お越しください
豊中・箕面・吹田の地域に密着したクリニック
茨木、高槻、池田、川西、大阪市内からもたくさんの患者様にご来院頂いています。