■ はじめに
ホクロの除去は、形成外科や美容皮膚科で多く行われている身近な施術です。しかし「ホクロを取ったら逆に傷が残ってしまうのでは?」と不安に感じている方も少なくありません。
ここでは、治療後に傷跡をできるだけ残さず、きれいな仕上がりを目指すためのポイントを詳しくご紹介します。
■ 傷跡が残るかどうかは「除去方法」と「術後ケア」で決まる
ホクロ治療後の傷跡の程度は、主に以下の2点で大きく変わります。
1. 適切な治療法の選択
大きさ・深さ・部位に合わせた方法を選ぶことが重要です。
小さいホクロはCO2レーザー(炭酸ガスレーザー)などで除去できることが多く、傷跡も比較的残りにくいです。
大きめのホクロや根が深いものは、メスでの切除縫合が適している場合もあります。形成外科では「縫合の仕方」や「切開のデザイン」に工夫を凝らし、傷を最小限に目立ちにくくする技術があります。
2. 術後の適切なアフターケア
治療後の傷が赤みを帯びたり、色素沈着を起こさないよう、医師の指示に沿ったケアがとても大切です。
紫外線対策、テープ保護、保湿、必要に応じた外用薬の使用などを怠らないことで、よりきれいに治りやすくなります。
■ 傷跡を最小限にするために大切な具体的ポイント
✔ 紫外線対策は必須!
治療後の皮膚はとてもデリケートです。
紫外線を浴びると色素沈着が進み、赤みや色ムラとして長く残ってしまうことがあります。
外出時はUVカットテープや日焼け止めを活用しましょう。
✔ 保護テープを正しく使用
切除の場合、傷口を物理的に保護するテープを貼ることで、傷跡の引きつれを防ぎます。
貼る期間は医師の指示に従いましょう。
✔ かさぶたを無理に剥がさない
かさぶたを無理に取ってしまうと、治りが悪くなり、逆に色素沈着や凹みが残りやすくなります。
✔ 適切な保湿と外用薬
医師から処方された軟膏などを正しく使い、皮膚の回復を助けましょう。
■ 傷跡が目立ちにくい治療は専門医に相談を
ホクロの種類や位置によっては、治療後に傷跡が目立ちやすいケースもあります。
形成外科や美容皮膚科では、機能性と見た目の両方を重視して治療計画を立てます。
気になることがあれば、治療前に医師にご相談ください。
■ まとめ
ホクロ除去後に傷跡を残さないためには
「適切な方法の選択」 と 「丁寧なアフターケア」 が何より大切です。
当院では、患者さま一人ひとりのホクロの状態に合わせて最適な方法をご提案し、
傷跡が残りにくい仕上がりを目指しています。
気になるホクロがある方は、ぜひ一度ご相談ください。