形成外科・美容皮膚科からの大切なご案内

ホクロやイボなどの除去治療を受けたあとは、必ずと言っていいほど医師から「紫外線対策をしっかり行ってください」と伝えられます。
では、なぜ除去後の肌にとって日焼けが大敵なのでしょうか?
ここではその理由をわかりやすくご説明します。


■ 1. 色素沈着(シミ)のリスクが高まる

除去直後の皮膚は、傷ついた状態でバリア機能が低下しています。
この敏感な状態で紫外線を浴びると、メラノサイト(色素細胞)が過剰に刺激され、**色素沈着(炎症後色素沈着)**が起こりやすくなります。
本来は自然に治るはずの跡が、濃いシミとして残ってしまう可能性があります。


■ 2. 傷跡が目立ちやすくなる

紫外線は、傷の治癒過程に悪影響を及ぼします。
日焼けによって肌の炎症が長引くと、傷跡が赤みを帯びたまま残ったり、ケロイドや肥厚性瘢痕(盛り上がった傷)になるリスクが高まります。
治療後のキレイな仕上がりを目指すためには、紫外線を避けることがとても重要です。


■ 3. 皮膚トラブルの再発予防のため

ホクロなどの除去は再発を防ぐために十分な深さで除去しますが、紫外線の影響で皮膚に再び色素が沈着し、同じ場所に新しいホクロが出てくる可能性もゼロではありません。
日焼けを防ぐことで、治療後の再発リスクをできるだけ抑えることができます。


■ 4. 治療後の肌は紫外線を吸収しやすい

通常の皮膚に比べて、傷が治りかけの皮膚はまだ未成熟なため、紫外線に非常に敏感です。
紫外線防御機能が十分に働かない状態のため、わずかな日焼けでも影響が大きく出てしまいます。


● 紫外線対策のポイント

除去後は以下の対策をしっかり行いましょう。

・ 傷が治るまで(かさぶたが取れてからも)UVカットテープや医療用テープを貼る
・ 外出時は日傘や帽子を活用する
・ SPFの高い日焼け止めを医師の指導のもとで使用する
・ 炎天下の外出をできるだけ避ける


● まとめ

ホクロやイボの除去後に日焼けを防ぐことは、きれいに治すためにとても大切です。
「せっかく治療を受けたのに跡が残ってしまった…」とならないように、術後の紫外線対策をしっかり続けてください。
ご不安なことがあれば、いつでも当院までご相談ください。

 

 

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