~ホクロの仕組みと注意すべきポイント~

「気がついたらホクロが取れていた」「ポロっと取れた」という話を耳にしたことがあるかもしれません。
実際に、ホクロが自然に取れることはあるのでしょうか?
ここでは、ホクロの仕組みと、自然に取れたように見える場合の注意点についてご説明します。


■ ホクロは基本的に自然に取れない

ホクロ(色素性母斑)は皮膚の表面だけでなく、皮膚の深い部分まで母斑細胞(メラノサイト)が存在する良性の皮膚腫瘍です。
そのため、かさぶたのように自然に剥がれ落ちることは基本的にありません。


■ 「自然に取れた」と感じるのは別の可能性も

かさぶたやイボと勘違い
・傷や湿疹などの炎症後に色素が残ってホクロのように見え、治癒過程で取れたように見える場合があります。
・ウイルス性のイボ(尋常性疣贅)は自然に取れることもありますが、ホクロとは異なります。

皮膚がんの初期サインの可能性
・一部の悪性黒色腫(メラノーマ)などでは、ホクロが崩れて取れたように見えることがあります。
・色や形、大きさが急に変化したり、出血を伴う場合は要注意です。


■ 自然に取れた場合の正しい対処法

ホクロが「取れた」「小さくなった」「変化した」と感じた場合は、
自己判断せずに一度皮膚科や形成外科を受診しましょう。
必要に応じて組織検査(病理検査)で、良性か悪性かを確認することが大切です。


■ 安全にホクロを除去するには

美容目的でホクロを除去する場合は、
医師が皮膚の状態を診察し、適切な方法(レーザー、切除など)を選びます。
自己処理や市販の除去剤は、炎症や跡が残るリスクがあるので絶対に避けましょう。


【まとめ】

✔ ホクロは基本的に自然に取れるものではありません。
✔ 取れたように見える場合は、他の皮膚トラブルや皮膚がんの可能性も。
✔ 気になる変化は放置せず、早めに専門医へ相談しましょう。

 

 

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