粉瘤(アテローム)の手術後、「傷跡がどのくらい残るのか心配」という声をよくいただきます。
傷跡の目立ちやすさは、手術方法や体質だけでなく、できた部位によっても大きく変わります。形成外科・美容皮膚科では、見た目に配慮したデザインと縫合で、傷跡を最小限に抑える工夫を行っています。


部位別の傷跡の特徴

顔・首まわり

  • 皮膚が薄く血流が豊富なため、傷の治りは比較的早く、赤みも時間とともに薄くなります。

  • ただし、皮膚の張力がかかる方向や表情筋の動きによっては、線状の跡がやや長く残ることもあります。

  • 当院ではシワのラインや皮膚の流れに沿った切開を行い、縫合糸も極細の医療用糸を使用します。

背中・肩

  • 皮膚が厚く、動きやすい部位のため、瘢痕(はんこん)が盛り上がりやすい傾向があります。

  • 特に肩甲骨周囲は動きが大きく、ケロイド体質の方は注意が必要です。

  • 傷が安定するまでテーピング固定や圧迫を継続し、盛り上がりを予防します。

胸元(デコルテ)

  • 皮膚の張力が強く、色素沈着が出やすい部位です。

  • 目立ちにくい位置に切開ラインを置くほか、術後は紫外線対策を徹底することが重要です。

腕・脚

  • 比較的治りやすい部位ですが、関節周囲や摩擦の多い部分では傷跡の幅が広がる可能性があります。

  • 動きを妨げない範囲で固定を行い、摩擦を減らすよう指導します。


傷跡を目立たせないための当院の取り組み

  • 形成外科的縫合法:皮膚の段差や引きつれを避ける立体的な縫合

  • 極細糸の使用:糸跡を軽減

  • 術後ケアのご提案:医療用テープ・保湿・紫外線対策・色素沈着予防の外用薬など

  • 体質に合わせたアフターフォロー:ケロイド体質や色素沈着しやすい方には、早期から予防的治療をご案内


傷跡は時間とともに変化します

手術直後は赤みや硬さがありますが、多くの場合3〜6か月かけて徐々に目立たなくなります
ただし、部位や体質によって経過は異なりますので、定期的な診察で最適なケアをご提案します。


見た目にも配慮した粉瘤手術は、形成外科・美容皮膚科だからこそできることです。
「できるだけ傷を目立たせたくない」という方は、お気軽にご相談ください。

 

 

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