ホクロは医学用語では色素性母斑と言います。
色素性母斑(ホクロ)とは
ホクロは医学用語では色素性母斑と言います。小さいものから大きいものまで、また色調は黒や茶色以外にも赤っぽいものなども存在します。
色素性母斑(ホクロ)「皮膚がん」との鑑別が大切になります。
下記症状がある場合は、皮膚がんの可能性もあるので注意が必要です。
皮膚がんは早期発見・早期治療が大切になります。
少しでも気になることがあれば、まずは形成外科専門医にご相談下さい。
- 色調にむらがある
- 形が左右対称ではなくひずみ(いびつ)である
- 大きさが6mmを超える
- 急速に大きくなってきている
治療について
●レーザーで切除
盛り上がりのない直径3mm以下の小さなホクロであれば部位によってはレーザーなどで切除することも可能です。
稀に再発することがありますが、キズは目立ちにくいです。
●メスで切除
大きなホクロの場合や皮膚がんを疑う時は、シワの方向に沿ってメスで切除を行い、ていねいに縫合します。
必要に応じて、病理検査を行います。
細い線の傷が生じますが、再発は限りなく少ないです。また、キズはシワの方向と一致させるため、目立ちにくいです。
手術は、医師の中でも傷治療に特化した形成外科専門医が行います。
●Qスイッチレーザー(自費診療)
Qスイッチレーザーは黒っぽい色素にだけ選択的に反応して、色素細胞だけを破壊します。
したがって周囲の正常組織を傷つけることがなく、傷跡はほとんど残しません。
ただし、ホクロでも色のついていない部分には反応しないので、再発の可能性があります。
1回で取れることはまれで、数回の照射が必要なことも欠点です。
盛り上がっているホクロでは、色は取れても盛り上がりは取れません。
小さくて平坦なホクロに向いています。
費用 | 顔のホクロ10個まで 8,580円(税込) ※別途診察代・テープ代・軟膏代等が必要です |
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副作用/リスク | やけど、色素沈着・脱失、肝斑の悪化、内出血、湿疹など |