医療脱毛を受けた後、「ちょっとくらいなら外出しても大丈夫かな?」と油断して日焼けをしてしまう方が少なくありません。
しかし、脱毛直後の日焼けは肌トラブルや色素沈着の原因になり、せっかくの治療効果を下げてしまうこともあります。
ここでは、医療脱毛後に日焼けをしてはいけない理由と、正しい紫外線対策のポイントを
当院スタッフの実体験・形成外科専門医の見解を交えて詳しくご紹介します。
医療脱毛後に日焼けをしてはいけない理由
① 色素沈着(炎症後色素沈着)のリスク
脱毛直後の肌はレーザー照射によって軽い炎症状態になっています。
この状態で紫外線を浴びると、メラニンが過剰に反応し、シミのような色素沈着が残ることがあります。
院長コメント(當内竜馬 医師)
医療脱毛後の肌は“軽いやけど”のように熱を持った状態です。
このタイミングで紫外線を浴びると、炎症が長引き、色素沈着を起こすリスクが高まります。
当院でも、照射後1週間は「直射日光を避けて生活する」ようお願いしています。
② 炎症や刺激が強まる
日焼けをした肌は、通常よりも敏感で乾燥しやすい状態にあります。
そのため、医療脱毛後に紫外線を浴びるとヒリヒリ感・赤み・かゆみなどの炎症症状が強く出やすくなります。
とくに顔・腕・脚などの露出部位は注意が必要です。
スタッフの実体験より
「夏に肘下を照射した患者様が、帰宅後に少し外出されたところ、翌日赤くなってしまったことがありました。
日焼け止めを塗っていても、照射直後の肌は紫外線に非常に弱いため、帽子や長袖などで物理的に防ぐのが安心です。」
③ 脱毛効果の低下
日焼けをして皮膚が黒くなると、レーザー光が毛根よりも皮膚表面のメラニンに反応してしまうため、
出力を下げざるを得ず、結果的に脱毛効果が下がることがあります。
また、肌のダメージ回復に時間がかかり、次回照射を延期せざるを得ないケースもあります。
④ 感染症のリスク
紫外線で皮膚バリアが壊れると、小さな傷や毛穴から細菌感染を起こす可能性もあります。
脱毛直後の肌はすでにデリケートなため、清潔を保ち、汗をかいたら優しく拭き取るなどのケアが必要です。
医療脱毛後の正しい日焼け対策
日焼け止めを必ず使用する
SPF30〜50、PA+++以上のものを選び、2〜3時間ごとに塗り直しましょう。
敏感肌用やノンケミカルタイプが安心です。日傘・帽子・長袖で“物理的遮光”を
日焼け止めだけでは防ぎきれません。特に照射翌日は、外出時に肌を直接紫外線に当てない工夫をしましょう。屋外レジャーは1〜2週間控える
海やプール、ゴルフなど強い日差しを浴びる行為は控えましょう。
色素沈着を防ぐためにも、脱毛後1〜2週間は紫外線を避ける期間と考えてください。十分な保湿と冷却を
脱毛後の肌は乾燥しやすく、バリア機能が低下しています。
冷たいタオルでやさしく冷却し、低刺激の保湿ジェルや乳液で保護します。
よくある質問(FAQ)
Q1:脱毛後どれくらい日焼けを避けるべきですか?
少なくとも1〜2週間は直射日光を避けてください。
その後も、施術部位が落ち着くまでは日焼け止めを徹底しましょう。
Q2:もし脱毛後に日焼けしてしまったら?
すぐに冷やし、保湿を行いましょう。
赤みや痛みが強い場合は、炎症を起こしている可能性があります。
そのまま放置せず、当院までご相談ください。
Q3:日焼けしている肌でも脱毛はできますか?
日焼けが強い場合は施術を延期する場合があります。
安全のため、事前カウンセリングで医師が肌の状態を確認し、施術可能か判断します。
Q4:脱毛後に日焼け止めはいつから使えますか?
翌日から使用可能です。ただし、アルコール入りや香料入りの刺激が強いものは避けてください。
敏感肌用・赤ちゃん用の日焼け止めを選ぶのがおすすめです。
Q5:美白ケアやシミ治療はいつから再開できますか?
照射部位の赤みが完全に引いてから、2週間後を目安に開始できます。
当院では医療脱毛後の肌に合わせたシミ取り・美白治療プランもご提案しています。
院長からのメッセージ
當内竜馬 院長(日本形成外科学会専門医)
医療脱毛は“肌をきれいにする施術”ですが、日焼けをしてしまうと逆効果になりかねません。
紫外線対策をしっかり行うことで、色素沈着や赤みを防ぎ、長期的に美しい肌を維持できます。
当院では、医療脱毛後のスキンケア指導も丁寧に行っていますので、安心してお任せください。
まとめ:医療脱毛後は「日焼け対策=肌を守る延長ケア」
医療脱毛は、ただ毛を減らすだけではなく、肌の美しさを育てていく治療でもあります。
日焼けを防ぐことは、脱毛効果を長持ちさせ、将来的なトラブルを防ぐ最も大切なポイントです。
当院では、照射後の肌状態を確認しながら、患者様一人ひとりに合ったアフターケアを提案しています。
豊中市・吹田市・箕面市で医療脱毛をお考えの方は、ぜひ一度ご相談ください。
クリニック情報
形成外科・美容皮膚科 とううちクリニック
〒560-0083 大阪府豊中市新千里西町1丁目1-10 Dグラフォート千里中央1階
06-6310-0312
診療時間:9:00〜13:00(最終受付12:30)/14:00〜18:00(最終受付17:30)
休診日:火曜・第1日曜
アクセス:北大阪急行・大阪モノレール「千里中央駅」徒歩5分
駐車場:共有駐車場140台(2時間まで無料)
「当院のシミ取りについてはこちら →(シミページリンク)」
「医療脱毛についてはこちら→(医療脱毛ページにリンク)」
この記事は
形成外科・美容皮膚科 とううちクリニック 院長 當内竜馬(日本形成外科学会専門医)が監修しています。